根元や生え際の白髪を上手く染められないという男性の方も多いことかと思います。
根元や生え際の白髪はコツを掴めば上手に染めることができますが、元々毛先に比べて染めにくい部分でもあるため、初心者の方では特に色ムラや染め残しが出やすい箇所でもあります。
また、全体染めをしてもすぐに根元や生え際の白髪が目立ってきてしまいます。顔周りで目立ちやすい部分に生えてくることも多く、気になるという方も多いでしょう。
個人差もありますが、一般的に髪は1日に0.3mmほど伸びるため、1週間で約2mm以上、1ヶ月も経てば約1cmも伸びることになります。
1cmというと大したことがないように感じますが、黒髪の中に根元の部分だけ白くなっていると黒の中の白はかなり目立つため、全体染めをするほどでなくても根元や生え際だけはこまめに塗り直す必要が出てきます。
生え際の白髪は目立つところに生えているだけに、見た目年齢をぐっと上げてだらしない印象を与えてしまいがちです。目立つ前に小まめにしっかりケアをしましょう。
今回は、生え際の白髪を染めるときに使いやすい白髪染めや、生え際の白髪を上手に染めるコツなどをご紹介します。
染めてもすぐに目立ってくる根元や生え際の白髪には定期的なケアが必要です。
全体染めをするほどではないけど、根元や生え際の白髪だけ染めたいなっと思ったときにおすすめの白髪染めをご紹介します。
気になった時にサッと塗れて、簡単に白髪を隠すことができる優れもののリタッチタイプの白髪隠し。
手軽さゆえ人気があり、マスカラタイプや口紅タイプ、ブラシタイプ、ファンデーションタイプ、スプレータイプなどさまざまな商品が発売されています。
男性の場合は髪の短い方が多いので、あまり水溶性の高いものを選ぶと肌に付着しやすいため、少しテクスチャーの硬めのタイプを選ぶと使いやすいでしょう。
好みもありますが、ブラシタイプであれば初心者の方でも塗りやすく、髪の根元や生え際などの部分的な白髪ケアにぴったりです。
ただし白髪隠しの効果は一時的で、あくまでも応急処置的な白髪染めです。一時的に色を髪に付けているだけなので持続性はなく、シャンプーをすればすぐに落ちてしまいます。
外出時の急な雨や汗で色の付いた汗が流れてきたり、襟足など服が汚れてしまうというデメリットもあります。
カラーシャンプーとは名前の通り、シャンプーに色が付いていて、いつものシャンプーに置き換えて使うだけで白髪ケアができるというものです。
いつものシャンプーに置き換えるだけなので、とにかく手間がかからず、毎日使用することで日々白髪ケアができるため、新しく生えてくる白髪も少しずつ染まり目立つことがありません。
使い続けることできれいな髪色がキープできるため、根元や生え際の白髪も気になりません。
待ち時間もなく、シャンプーするだけで白髪ケアが完了するので、面倒くさがりの男性にはぴったりではないでしょうか。
ただし、毎日使用するとなるとコスト面が気になるという方には、次でご紹介するヘアカラートリートメントが総合的に見ておすすめです。
定期的に染め直しが必要になってきますが、なるべくコストをかけずに、髪の生え際をきれいに染めるならヘアカラートリートメントが使いやすいです。
白髪染めと言えばヘアカラーを思い浮かべる男性も多いかと思いますが、ヘアカラーに使われる酸化染料やアルカリ剤は髪の健康を考えるとオススメできるものではありません。
根元や生え際は、皮膚が薄いデリケートな顔周りに接しているため、肌トラブルが起きないように染める際には特に注意が必要な部分でもあります。
男性の場合、白髪の悩みを抱えている世代は同時に薄毛や抜け毛、頭皮の悩みなど髪や頭皮全般の悩みも併せ持つ年代でもあります。
その点、無添加タイプのヘアカラートリートメントであれば、髪や頭皮を傷めることなく、刺激となる成分が含まれていないため、肌が弱い方やアレルギーがある方でも安心して使用できます。
無添加タイプのヘアカラートリートメントであれば、素手で直接塗れる上、地肌に付いても安全なので塗りにくい根元や生え際の白髪も安心して塗ることができます。
ドライヤーの熱や紫外線などの外的要因などによって傷みがちな毛先に比べて、髪の根元や生え際の髪は、キューティクルが健康で丈夫なため、染料が髪内部に浸透しにくい性質を持っています。
そのため生え際の白髪は、染めにくかったり染めた後も色ムラや染め残しが起こりやすい箇所でもあります。
そんな染めにくい生え際も、コツさえ掴めば上手に染めることができるようになります。
※染めるときは地肌に付着しても影響の少ないヘアカラートリートメントを使用しましょう。
生え際はキューティクルがしっかり髪をガードしており、頭皮にも近いため皮脂が付着していることもあり、髪の他の部分と同じように染めようとすると、どうしても染まりは悪くなってしまいます。
生え際を中心に染めるときは、もったいないからとケチらず、商品に記載されている使用量よりも少し多めに塗布し、少し長めに放置してみましょう。
健康的な髪であるほど染まりにくいため、自分の髪質に合わせて時間を調整することが必要です。
髪の表面や毛先は手や指先でも塗ることはできますが、髪の根元や生え際などは、ブラシやコームを使って塗ると色ムラにもなりにくく均等に塗ることができます。
分け目はコームを使って、髪をとかすように染料をのせていきます。顔周りなどはブラシを使って、何度か重ね塗りをしていくときれいに染められます。
全体塗りをする場合には、染まりにくい生え際から白髪染めを塗ると、放置時間を少しでも長くとることができます。
先に生え際を塗って、その後髪全体に塗っていきます。そして最後にもう一度生え際を染め直すと、生え際も染め残しなくきれいに染められます。
順番が前後しますが、白髪を染める際には頭皮や髪の皮脂や汚れを落とすことも忘れてはいけません。
埃や皮脂汚れなど、頭皮や髪は自分が思っている以上に汚れています。
ワックスやスプレーなどの整髪料を使っている方は予洗いをしてしっかり汚れを落としましょう。