後頭部の白髪は、自分では見ることができませんし、手も思うように届かないので、なかなかうまく染めることができません。
髪の根元まで白髪染めをきちんと塗りきれなかったり、反対に染めなくてもいい部分に塗ってしまったりすることもあります。
後頭部を上手に染めるには、人に染めてもらうのが一番ですが、毎回白髪染めを家族にお願いするのも気が引けますし、一人暮らしの男性であれば自分で染めるしかありません。ヘアサロンや理容室などで染める選択肢もありますが、料金も高く毎回になれば負担が大きくなってしまいます。
自分で染めてムラになったり、染め残しがあると、逆に白髪が目立ってしまうことにもなります。
それでは、自分で後頭部を染めるときにはどうすればきれいに染められるのでしょうか。
今回は、自分で後頭部を染めるときに失敗しないための3つのポイントをご紹介します。
白髪染めをするときに地肌に付着しないように塗るのは一苦労です。特に見えにくい後頭部を染めるときに、地肌に付着させずに髪だけ塗るのは至難の業。
ヘアカラーは刺激が強く、地肌に付着すれば頭皮環境を悪化させる要因にもなることから、どうしても髪の根元に染め残しが出やすくなります。
またヘアマニキュアはヘアカラーのような刺激の心配はありませんが、皮膚を染めやすい染料が使われているため、地肌に付着すると地肌まで染まりなかなか色落ちしないため、ヘアカラーと同じく髪の根元ギリギリまでは染められません。
カラートリートメントタイプの白髪染めであれば、髪や頭皮を傷めることなく染められ、また地肌に付着してもすぐに洗い流せるため、見えない後頭部でもしっかり染めることができます。
見えにくく手が届きづらい部分を、ピンポイントで染めるというのは簡単ではありません。
染め残しが出ないように多めに白髪染めを使って染めましょう。
もったいないように感じるかもしれませんが、染め残しになってもう一度染め直すことになれば、二度手間ですし結局余分な白髪染めを使うことになってしまいます。
見えやすい部分はブラシやコームを使うと染めやすいのですが、見えない後頭部は指で確認しながら塗ると染め残しが出にくくなります。
素手で染めるのが塗れ具合が一番分かりやすいのですが、爪の隙間に入ると落すのが面倒なので、気になる場合はビニール手袋をはめて染めます。
ビニール手袋は100均で売っているような薄い使い捨てのもので十分です。(100枚入りのもの)
染め残しが出やすい場所が分かっているのであれば、手に多めの白髪染めを広げて、その部分の周り全体にのせるように塗ると染め残しになりにくくきれいに染まります。