せっかく白髪を染めても、しばらくするとすぐに髪が伸びてくるので、どうしても根元だけ白くなってしまいます。
髪の分け目など、髪全体が黒いのに根元だけが白いと、コントラストが強調されて、余計に白髪が目立ってしまい気になる方も多いことかと思います。
スーパーやドラッグストアなどで一般的に販売されているヘアカラーで染められている場合は、比較的色もちがいいため1〜2ヶ月に一度のペースで染められている方がほとんどではないでしょうか。
髪は1日に平均して0.4mm程度伸びますので、1ヶ月くらい経つと1.2cmほど根元が白髪になる計算になります。
単位だけで見るとたいしたことはありませんが、黒髪の中に白いものがまとまって1cmもあるとかなり目立ってしまいます。
街でも根元だけ白い人をよく見かけることがありますが、ケアを怠っていてだらしなく見えるため、身だしなみを気にせず、恥ずかしくないのかなっと残念に感じてしまいます。
ただ、いくら根元の白髪が気になると言っても、刺激の強い薬剤を使用して染めあげるヘアカラーは、頭皮や髪を傷めて薄毛になったり、かぶれやかゆみなどアレルギーの原因にもなるので、頻繁に染めるのは避けたいものです。
地肌に近い髪の根元を染めるのであれば、ヘアカラーの白髪染めよりも、頭皮や髪への刺激が少ないヘアマニキュアタイプの白髪染めがおすすめです。
ヘアマニキュアは、髪の内部に色を入れるヘアカラーと違い、髪を色素でコーティングするタイプの白髪染めです。
髪の表面に色をのせるイメージで、ヘアカラーのようにアルカリ剤などで無理矢理キューティクルを開いて色素を浸透させるというものではく、ダメージとなる薬剤は入っていないため髪や頭皮を傷めることなく白髪を染めることができます。
刺激が少なく地肌についても安心ですので髪の根元までしっかり染められます。またダメージがないので毛根組織を傷めてしまうこともありません。
ただし、ヘアマニキュアを選ぶときには配合されている染料に注意しましょう。タール系色素を使っているヘアマニキュアは、頭皮や髪へのダメージの心配はありませんが、地肌に染料が付着すると地肌まで染まってしまい沈着してしまうと落すのが大変です。地肌へ沈着しにくい塩基性染料やHC染料を使ったヘアマニキュアを選びましょう。
また、ヘアマニキュアの種類によっては、刺激となる添加物が入っているものがあり、薬剤が入っていなくても頭皮や髪にダメージを与えてしまうことがあるので、肌の弱い方や敏感肌の方は無添加タイプのヘアマニキュアを選ぶ方が安心です。
無添加タイプのヘアマニキュアで最近人気があるのが、シャンプーの後にリンスの代わりとして使用するトリートメントタイプのヘアマニキュアです。いわゆるヘアカラートリートメントですが、頭皮や髪を傷めることなく使えて、地肌も染まりにくいので安心して髪の根元まで染めることができます。
トリートメントタイプのヘアマニキュアは、髪や頭皮を保護する天然成分や美容成分が配合されているので、白髪を染めるだけではなく、傷んだ髪や頭皮を健康にする効果も期待できます。