一般的に、男性の方は短髪の方が多く、特にもみあげは髪も短く根元が丸見えになってしまう場所です。もみあげに白髪が生えていると、自分で鏡を見ても目につきますし、よく目立ってしまう場所でもあるのでとても気になります。
自分でもわかるということは、人からも目に付きやすい部分でもあるのでしっかりケアをしておきたいものです。特に顔周りに白髪が目立つと、見た目年齢も老けさせてしまうこともあります。
他の部分はそうでもないのに、もみあげやこめかみなどの一部分だけにまとまって生えている白髪は、白髪の大きな原因である加齢による老化によるもの以外に特有の要因が隠されている可能性があります。
もみあげ部分にまとまって生えてくる白髪の原因を知り、これ以上もみあげの白髪が増えないように対策をしましょう。
私たちの髪の色はメラニン色素によって決まっていて、メラニン色素はメラノサイトという細胞で作られています。加齢などによってメラノサイトの働きが弱まることによって白髪が生えてきてしまいます。
また、加齢以外のほか、大きな外的要因として紫外線の影響も考えられます。
シミやしわなど肌の老化の8割は紫外線の影響と言われています。
もみあげなどの顔周りは髪も短く、髪の重なりが少ないため地肌が常に紫外線の影響を受けています。
頭皮が紫外線を浴びることで活性酸素が発生し、メラノサイトの働きが低下して白髪が生える原因となっています。
老化や紫外線以外にも、もみあげなど一部分だけに白髪がまとまって生えている原因は下記を疑ってみてください。
人は誰でも大なり小なり何らかのストレスを受けながら生活をしています。仕事で大きなプロジェクトを任されたり、プライベートで大きなプレッシャーを受けたりするとカラダが無意識のうちに悲鳴をあげてしまい、どこかに症状として現れることも多いものです。
もみあげやこめかみなどの顔周りは、神経細胞が多く通っている場所でもあり、頭痛なども起こりやすいことからもわかる通り、普段から常に緊張しているデリケートな部分でもあります。
過度なストレスを受け続けることで、自律神経を乱れさせて血管が収縮することで血行不良を招き、その結果、酸素や栄養分が行き渡らずに白髪がまとまって生えてきてしまいます。
パソコンやスマホなどの普及に伴って、目のかすみや充血などの目の症状から頭痛や肩こりなどのカラダの症状がなかなか改善されないという慢性的な眼精疲労を訴える方が増えています。
目は、近くのものにピントを合わせるときに筋肉を収縮させますが、長時間近くのものにピントを合わせ続けることにより、筋肉が凝り固まり、眼精疲労が起こってしまいます。
目の周りも神経細胞が多く通っているデリケートな部分です。
目を酷使することで目の周りの筋肉が凝り固まり、その結果、血行不良を起こして髪にまで栄養が行き届かなくなることで、もみあげやこめかみなどにまとまって白髪が生えてきてしまいます。
もみあげやこめかみなど一部分にだけ多く生えてくる白髪にはストレスの解消と血行の改善が近道になります。
「ストレスを解消しよう!」と一言で言うのは簡単ですが、会社や人間関係など人と接するうえでストレスを全く受けずに生きていくのは不可能に近いことかと思います。
ストレスはあって当たり前と割り切って、ストレスを受けても溜め込まず、何よりその都度発散させることが大切です。
適度な休息や睡眠をしっかりとり、好きな音楽を聴いたり、カラダを動かして汗を流すなども気分転換になりストレス解消につながります。
日常生活や仕事にスマホやパソコンは欠かせませんが、休息時間を設ける習慣を付けましょう。
また、できるだけ毎日湯船に浸かって1日の疲れをとり、目の周りや頭皮など凝り固まった筋肉を緩めるように優しくマッサージを行い目元の血行を改善しましょう。
眼精疲労の方は頭皮も凝り固まっていることが多いものですが、マッサージをして血行を促進してあげると頭皮も柔らかくなり、柔軟性が出てきて、白髪だけでなく薄毛対策にも有効です。
血行を改善することで自ずと乱れた自律神経が整ってくる効果もあります。
紫外線から頭皮を守ったり、血行の改善とストレス解消などを行いながら、今既に生えている見た目年齢をアップさせるもみあげ部分の嫌な白髪は白髪染めでケアをしましょう。
ここで一番気をつけていただきたいのが、ヘアカラーの使用です。
ヘアカラーは1度でしっかり色が入りますが、鼻をつくような匂いや素手で使用できないことからもわかるように刺激が強く液だれもしやすいため、肌トラブルを起こしやすく、特に皮膚が薄くてデリケートな顔周りには適していません。
それに比べて、髪の内部に色を入れずに表面に色を付けるヘアマニキュアであれば、色持ちはヘアカラーに劣るものの髪や頭皮に優しく、素手で染めることもできます。
もみあげ部分などは髪が短いため塗りにくく、地肌に染め剤が付着しやすい部分ですがヘアマニキュアであれば素手でしっかりと塗り込むことができますし、地肌に付いても問題がありません。
また、染まりにくいもみあげは通常よりも染め時間を長くとった方がしっかり染まるのですが、その点でも髪や頭皮に刺激が少ないヘアマニキュアであれば安心して使うことができます。