30歳を過ぎたあたりから白髪がチラホラ。白髪の1本2本ならばハサミでカットしたり抜いたりしているという方も多いと思いますが、年を経れば当然本数も増えてくるものです。
最初はカットで対応していても白髪が増えてくるといくらカットしても間に合わなくなり、どんどんと髪の毛を切ることになってしまいます。そこまで白髪が増えてくると白髪染めを使って髪を染めるしか仕方がなくなります。
そんなときに考えるのが「どの白髪染めを選べば良いのか」です。
いざ白髪染めを使おうと思っても、種類が多くてどれを選べば良いのか分からない、というメンズも多いようです。何の情報も持たずにドラッグストアの白髪染めコーナーに行って、とりあえずCMで見たことのあるメジャーなブランドのものを手に取りがちです。
白髪染めの中には、染毛力は強くても髪や頭皮へのダメージが大きいものや、アレルギーリスクのあるものなど、注意が必要なものも含まれており、実はそんなに簡単に選んで良いものではありません。
男性が白髪染めを選ぶポイントはいくつかありますが、特に重視したいのが次の3つです。これらの3つのポイントを満たす白髪染めを選ぶと大きく失敗することはないと言えます。
選ぶポイントはいくつかありますが、中でも「髪や頭皮を傷めずに染められること」は一番優先すべきことだと考えます。
「髪は長い友達」
そんな古いCMがありましたが、年を取れば白髪だけではなく、抜け毛が増えてきたり薄毛になってきたりと髪の悩みは増えてきますので、若いうちから少しでも髪や頭皮を労わっておきたいものです。
白髪染めは使い始めれば定期的に使って染め直すものです。また直接髪や頭皮に触れるため、少しでも髪や頭皮に刺激が少ないタイプの白髪染めを選ぶことが重要です。
一般的に市販されているメンズ白髪染めは、多くが酸化染料を使ったヘアカラータイプです。ドラッグストアの陳列棚に並ぶ有名どころの商品の大半はこのヘアカラーです。
ヘアカラータイプの白髪染めは、染毛力が高いのが特徴ですが、その反面、髪や頭皮へのダメージが大きいというデメリットがあります。また酸化染料にはジアミン系の成分が含まれていますが、ジアミンはアレルギー要因になる化学成分で、継続して使うことでアレルギー症状を引き起こすリスクが高まってしまいます。
白髪染めを選ぶときには、髪や頭皮への刺激やアレルギーリスクの心配のないタイプを選びましょう。ヘアマニキュアやヘアカラートリートメントであれば、それらの心配はありませんので、安心して染めることができます。
男性ならではの選ぶポイントかもしれませんが、手間がかからない・面倒が少ない・放置時間が短いことが重要です。
白髪染めは1回染めたら終わりではなく、定期的に染め直しが必要になります。
女性に比べ、美容に時間や手間をあまりかけてこなかった男性の場合、手間暇がかかりすぎると、どうしても白髪染め自体をさぼりがちになってしまいます。
白髪染めをさぼって白髪が目立ってしまうと、だらしなく見られたり老けて見られたりと良いことはありません。面倒だからと言って白髪染めを途中でやめるわけにもいきません。
そのため、なるべく手間がかからず、継続的に染め直しができる白髪染めを選ぶことがポイントです。色持ちがよく染め直しの頻度が少なくてすむもの、放置時間が短めのものを選ぶのがオススメです。
また、手間の少なさではシャンプータイプ(白髪染めシャンプー)もオススメです。白髪染めシャンプーは、毎日シャンプーをするだけで同時に白髪染めもできるタイプなので、白髪染めをしている意識なく白髪ケアができます。
男性の場合は髪の短い方が多いため、生え際に染め残しがあると、女性に比べ白髪が目立ちやすくなってしまいます。
特にこめかみやもみあげなど刈り上げている場合には、髪で隠すこともできず、数本でも染め残しがあるだけでも白髪がキラキラと光って鏡を見るたびに気になってしまいます。
そのため、白髪染めをするときには生え際までしっかり染められることが大切です。髪の生え際である地肌に近い根元までしっかり染められる白髪染めとしてはヘアカラートリートメントが該当します。
ヘアマニキュアも地肌に付着しても害は少ないのですが、使われている酸性染料の特性上、皮膚への浸透力が高いため、地肌に付着してカラーが定着してしまうと落すのが大変です。
髪の短い男性の場合、白髪染めをする際に地肌に付着しやすく、気付かずに乾かしてしまうと3〜4日は色がついたままの状態になってしまうので、周りの視線が気になって仕方ない、なんてことにもなりかねません。
ヘアカラートリートメントもヘアマニキュアの一種ではありますが、使われている染料がヘアマニキュアと違い、塩基性染料・HC染料なので、地肌に付着してもすぐに洗い流すことができます。
ヘアマニキュアが素手で使うことができないのに対し、ヘアカラートリートメントが素手でも使えるのはこの染料の特性の違いによるものなのです。
生え際を髪で隠せるくらいの長さの男性は、あまりこのポイントを意識する必要はありませんが、髪の短い男性の場合は、髪の生え際まで染められるヘアカラートリートメントを選ぶと良いでしょう。
また、先ほどご紹介した白髪染めシャンプーも、シャンプータイプなので毎日使うことで生え際までムラなく染めることができます。
「髪や頭皮を傷めずに染められること」「手間や時間をかけずに染められること」「生え際までしっかり染められること」の3つのポイントを踏まえ、男性に使いやすいブラック・ダークブラウンのカラー設定のある白髪染めを2つご紹介します。
どちらもヘアカラートリートメントの老舗「利尻シリーズ」で販売されており、髪や頭皮をいたわった作りなので、男性にも使いやすい白髪染めです。